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キリスト教と政治 その2

引き続きキリスト教と政治について考えてみたいと思います。今度は法律の観点からです。その辺はあくまでも私は素人なので私的見解として受け止めていただければと思います。

選挙には「選挙運動」というものがあります。特定の候補者の当選を目的として直接的、あるいは間接的に働きかける行為のことです。比例代表であれば政党も同様の意味を指します。そしてこの選挙運動は有権者が電子メールで行うことを公職選挙法で禁じています(政党や候補者本人の場合は許される)。SNSやLINEはOKだそうでそのあたりはややこしいですね。

一方で最近増えているのが「落選運動」です。こちらは選挙運動とは全く逆で特定の候補者や政党を落選させるために働きかける行為で、ただ単に落選させるという目的なら選挙運動とはみなされず、選挙運動に関わる規制を受けません。つまり電子メールで「〇〇党に投票するのはやめましょう」というメールを送っても合法と解釈されることが多いということです。

そしてこの落選運動は露骨にストレートな表現はあまり使わないにしても、わりとキリスト教界で行われていることではないでしょうか。特定政党の政策の危険性を訴えたうえで祈って投票しましょう…的な文言があちらこちらで飛び交っていることでしょう。

先に述べたように落選運動は選挙運動とはみなされないのが一般論です。ただこの見解は近年は変わりつつあると私は思っています。選挙運動の定義を決めた時代は、ここまでの落選運動を想定していなかったわけで、最初から落選運動は選挙運動ではないと定義していたわけではありません。ですから、落選運動が一般的になってくれば、今後、選挙運動と同一にみなされる可能性はあると思います。

そしてもう一つ、選挙区に候補者が二人しかいない場合は、どちらか一人の候補者や政党の落選運動をすることは結果としてもう一人の、候補者の当選に有利に働くと解釈できます。多くの方々はこの解釈をしませんが、私が調べた限りでは中にはそれは選挙運動と解釈できると捉える方々もいます。ようはグレーゾーンということですね。

グレーゾーンだとどう捉えていいのか難しい問題だと思います。ただキリスト者がそのグレーゾーンの部分にあえて踏み込んで落選運動的なものを電子メールでするというのはいかがなものでしょうか?結果的に法に触れないとしても誤解を生む証にならない行為であると私は思います。

では「〇〇党の政策には我々キリスト者は反対すべきだから反対の立場を示している候補者に投票しましょう」という働きかけはどうでしょうか?私が考えるに、もしその選挙区にその政策の反対派の候補者が一人しかいないのであれば、これは「選挙運動」と解釈されても仕方のない行為であると思います。つまり、そのような働きかけを電子メールで行うことは、場合によっては公職選挙法違反となる恐れがあるということです。これは証にならないというレベルではなく、神の御前に問われる行為ではないでしょうか。ちなみに、今回の参院選は野党の統一候補一本に絞った選挙区が多数見受けられますのでそういった選挙区で「反対の立場の候補者に投票しましょう」的な文言は特定の一人を指すことと同義であるので、これはもうアウトでしょう。たとえ世間が合法といってもキリスト者としてアウトです。

ですが不思議とこういった働きかけは「〇〇党に投票しないでください」とか「〇〇に反対の候補者に投票してください」といったような直接的表現があまりないんですよね。政策の批判をしておいて「祈って投票しましょう」といった感じです。でもこれって明らかに票を誘導したいという意図がありますよね。にも関わらず直接的な表現を避けるということは、そういった票の誘導を教会で行うことがよくないとわかっているからなのではないでしょうか。

だって訴えていることが本当に正義と思うのであれば「〇〇党に投票するな!」ってはっきり書いちゃえばいいじゃないですか。それをしないということは「選挙誘導を教会でするな!」という意見を言われた時に「別にその党に投票してはいけないとは言っていない。投票はあくまでも個人の自由だ」と言えるようにするためなのかなと私は思っちゃいますよ。

やはり投票は個人の信仰的決断によってなされるべきだと私は思います。
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