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狭いニーズに応える

 7、8年前でしょうか。以前、高速道路で十数台のフェラーリの集団に遭遇したことがあります。この集団はいったい総額何億円になるのだろう…などと思ってしまいました(笑)。車好きにとっては壮観の一言です。甲高いエグゾーストノートを響かせながら何台も追い抜いていくのは聞いていて気持ち良くなります。ちなみに皆さん、そんなにかっ飛ばしていたわけではなく、フェラーリはそんなにかっ飛ばさなくても、心地よいサウンドが響くのです。日本車も見習ってもらいたいものです。

 大衆車は静かな方がいいですが、スポーツカーはそれなりのサウンドを奏でた方がいいと思うのです。人によってうるさいと感じる方もいるでしょうが、それを言い出せば隣の掃除機の音一つでも嫌だという人がいますから不毛な議論です(違法改造は別)。また「騒音規制」というものが存在しますし…ちなみに国産車は、スポーツカーであっても、かなり遠慮して世界一厳しいと言われている日本の騒音規制を大きく下回るようなセッティングになってます。

 後で知ったのですが、集団に遭遇した近くでフェラーリの「オーナーズミーティング」があったようです。「オーナーズミーティング」とは、特定の車種の愛好家たちが一つ所に集まって交流を持つイベントです。数年前に同じ県内でハーレーのオーナーズミーティングにも遭遇したことがあります。このようなイベントは各地で結構行われています。

 良く見かける大衆車はこのようなことを行わなくても、周りに結構乗っている人がいると思うのですが、スポーツカーやクラシックカー、あるいはオートバイ全般は、乗っている人がそんなにいないので、全国規模で行わないと、なかなか交流がもてなかったりします。逆に知り合いで誰も乗ってる人がいなくても、イベントを行えばちゃんと需要があって続々と集まってくるのだなぁと思わされます。

 教会で伝えるべきは福音であり、大切にすべきは礼拝です。これがないともう教会ではなくなってしまいます。しかし、これら以外は行ってはならないなんてことはありません。心理から逸れるような恐れがあるものは別ですがオーナーズミーティングのように、たとえ一般的には需要なないようなことと思われるようなことであっても、ある特定の趣味や興味を共通点とする、言ってしまえば良い意味で狭いニーズに応えるような働きも大切なのではないかと思うのです。実際にそのようにして複数のサークル活動や交わりを持っている教会も多くあります。

 もちろん「狭いニーズ」に応えるためには、そのニーズに対して賜物を持っている人がいないとできません。しかし、もしかしたら埋もれているだけで、素晴らしい賜物が隠されているかもしれません。あるいは、そのようにしたいと願って進んでいくところで原石が磨かれ、賜物として用いられていくかもしれません。私自身もそのようなものはないだろうか…そんなふうにも思わされます。
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Author:☆ヤマちゃん☆
車・バイク好き牧師

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